「はじめに」
 私が青年会議所に入会したのは2006年でした。何気なく入会した青年会議所でしたが、当時の理事長の熱い想いや、委員長の熱のこもった事業を目の当たりにし、非常に感銘を受けたのを今でも思い出します。そのうち、自身の地域に対する思いが強くなり、今の地域に必要なものは何か、何を求められているのかを深く考え、委員長の役職を受け、様々な事業を想い描いてきました。今の直方青年会議所は、これまで諸先輩方が培ってきた想いを、今我々はどれだけ受け継いでいるのでしょうか。明るい豊かな地域の未来を創造する団体として、過去から引き継いでいかなければならないこと、また未来へ繋いでいかなければならないことを考え、行動を起こしていくことが必要です。そして、この地域の現在をしっかりと見極め、時代のニーズにあった事業を創造していくことが大切であると考えます。現状に満足することなく、更なる高みを目指し、地域と共に歩んでいく。この地域が我々を必要とし、我々もこの地域の一員としてしっかりと考え行動することが、明るい豊かな地域の未来に繋がっていくのです。
 
JAYCEEであるために
 この地域が発展していくためには、まず我々青年世代が日々成長していかなければなりません。そのためには、会員一人ひとりが常に向上心を持ち、互いに切磋琢磨し、まわりの人や物事から多くを学ぶ必要があります。
 青年会議所には、会員相互の意思疎通や、JAYCEEとしての意識の高揚を図る大切な場である例会や、より良い事業を目指し、真剣に議論し合う委員会や理事会など、自身を磨き高める場が沢山あります。会員一人ひとりが青年会議所の理念や、青年会議所運動の意義を学び、考え、魅力ある青年へと進化し続けなければなりません。そして、地域に根付く団体として、会員全体での共通認識を育み、JCの魅力をより多くの地域の方々へと伝えなければなりません。その中で、同じベクトルで未来へと向かう同志を増やしていくことが、組織全体の強化につながっていきます。自分自身が興味を持って行動し、自立したひとりの人間として成長していくことでリーダーシップを発揮できる人材育成に繋がります。
 
国際人として
 戦後、高度経済成長期を経て、急激な経済発展を遂げた我が国日本では、人々の生活環境はめまぐるしく変化してきました。また日本だけでなく、世界中のあらゆる国でその環境は変化し続けています。しかし生活環境が充実していく反面、我々の住むこの地球の環境が様々な問題に直面しています。この地球に生きる人類として我々一人ひとりが身近に感じ、考え、行動を起こさなければなりません。
 1972年、JCIの信条の一つである「人類は国境を越えて兄弟になることができる」という理念の下、直方JCで初めて国際関係委員会をつくり、その最大の目標を国際親善事業の一環である姉妹締結としました。そして同年10月に北釜山青年会議所と姉妹締結を結び、本年度で45年目を迎えました。この姉妹関係はこれまで沢山の人々と国境を越えた友情を育み、国際人としての意識を高める大切なものとなりました。これからも変わることなく続く友好関係を、これからは次世代を担う若者たちに繋げていかなければなりません。また合同事業のホームステイでは、若い世代に国際人としての視野を育む大切な機会となっています。他国の歴史や文化を学び、相手の気持ちになって考える心を養うことで国境を越えた友情を育むことができます。これを軸に、地域との交流を深め、我々会員だけでなく、地域の方々にも国際的視野を広げていかなければなりません。
 
地域の未来を創造する
 地域を活性化させるためには地域に住む人々の元気と活力が必要です。そのためには、住民一人ひとりが絆を深め、刺激を与え合うことが大切です。同世代の繋がりだけでなく世代間においても繋がりを深め、心のコミュニケーションを育み、過去から現在、そして未来へと地域のバトンを繋いでいかなければなりません。我々青年会議所が創り上げた事業が、若い世代と共に地域の未来を考える機会を作り、その熱い想いが更なる次の世代に繋がっていく。このバトンリレ-が地域の未来を創り、未来永劫続いていくと確信します。この地域に根付き、しっかりと次世代にバトンを渡していけるように、この地域に住む人々に刺激を与え、愛郷心と誇りを育む「地域共育」運動を展開します。
 
「おわりに」
 我々は青年会議所にいます。あらゆるものとふれあい、自身を見つめ直し、学び、高める場が沢山あります。自分は今なぜここにいるのか。自分自身の考えをしっかりと持ち、成長する気持ちがなければ何も変わりません。自分で考え、行動を起こし、真に必要とされる人間へと成長することで組織が成長していきます。そして進化した組織は地域に同志を生み、このまちの未来を背負っていくのです。